障害のある人達の働く場とくらしの場 きつつき共同作業所
第一・第二きつつき共同作業所を開所後も多くの入所希望の方が後を絶ちませんでした。うぐいす共同作業所は、そういったニーズに応えるために開所しました。
そして、平成20年障害者自立支援法における制度改正を受け、生活介護事業所に移行しました。事業移行は、3年間の職員協議を繰り返して「働くこと」以外にも特別な配慮がいる方たちのプログラムを用意して、現在のうぐいす共同作業所の活動がはじまりました。うぐいすでは、ひとつの仕事にとらわれるのではなく、一人ひとりの状況にあったグループで活動をしています。
下請け作業は、うぐいすで一番大きなグループです。第二きつつき共同作業所と同じ作業をおこなっていますが、席をどう配置するか、どのようにすれば落ち着いて作業に取り組めるか、作業以外にはどんな支援をすれば、楽しく過ごすことができるか…など一人ひとり違う障がい状況にできるだけ柔軟に対応できるように配慮しています。
広汎性発達障がい(知的障がいのある自閉症)の方たちのグループでは、一人ひとりのその日の活動プログラムを本人に分りやすいように伝え、混乱しないように配慮しながら、取り組んでいます。訓練プログラムだけでなく、平成23年から千羽鶴未来プロジェクトとの協同事業である千羽鶴解体や千羽鶴再生紙グッズの袋詰め作業などに取り組んでいます。プログラムを立てることで、落ち着いて作業に参加できるようになりました。また、千羽鶴再生という社会的に意義のある作業を行うことで、彼らの作業の価値が高まったと言えます。
集団活動に参加が難しい人たちのグループでは、牛乳パック再生紙、ウエスづくりなど複数の仕事を一人ひとりにあったペースで取り組みます。合わせて、表情やその日の状況から、絵を描いてみる、歌を歌ってみる、本人の話を傾聴する…などをおこないながら、できるだけ、楽しい時間が過ごせるように配慮しています。
千羽鶴再生紙でできたA6ノートセット、丁寧に解体された千羽鶴から再生されたもので、袋詰めもうぐいすで行っています。
施設種別 | 障がい者福祉サービス 生活介護 |
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住所 | 〒732-0013 広島市東区戸坂南1丁目26-1 |
TEL/FAX | TEL:082-229-2751 FAX:082-229-2761 |
作業時間 | 10:00~16:00 |
定員 | 20名 |
職員数 | 7名 |
作業内容 | 箱おり・ウエス・建築部品下請・再生はがき・水産物加工(いりこ) |
開所 | 2004年 4月開所 日本自転車振興会 助成 |