生活介護事業所 和音
和音は重症心身障害者や医療的ケアを必要とする方が利用する「重心フロア」と、知的・発達障害のある方たちが作業する「知的発達障害フロア」に分かれており、ひとつの施設内で異なる支援を提供しています。
和音は3階建てで、各階をブルーナカラーで例え、それぞれの場所を大切にしています。
1階オレンジのフロア
【地域協力、社会貢献の場】
施設1階にある「地域交流スペース」は、地域町内会が行う百歳体操や各種サロン、企業や福祉団体などが行われる福祉イベントなど、福祉活動をされている方々へのご協力の場、交流の場として活用しています。
【地域社会との防災協力】
広島市や地域町内会と、災害時避難所(福祉避難所・一時避難所)として協定を締結し、有事の際は避難所としての機能も担っています。
社会福祉法人としての地域における公益的な取り組みを積極的に行い、地域との繋がりを大切にしています。
2F きいろのフロア 重症心身障害者フロア
【安心安全で衛生的な環境作り】
重症心身障害者の方々が安心安全に日々を楽しく過ごせるよう、常時看護師を配置し、医療的ケアや健康観察、入浴支援(男性/月、木曜日・女性/火、金曜日)などを行っています。また、理学療法士によるリハビリテーションも週に二日実施しています。
このフロアを利用されている方々の多くは、もともと基礎体力が少なく、ちょっとしたことでも体調を崩されてしまいます。そのため、職員は感染症対策などに対して高い意識を持ち「1ケア1手洗い+手指消毒」を徹底し、常に衛生的な環境に整えています。
【日中活動の充実】
余暇活動には、創作、調理、音楽、運動、外出など、様々な活動をプログラムし、充実した時間を提供できるように取り組んでいます。
また、ICT(視線入力装置)を活用した支援にも力を入れ、手足に不自由がある方でも、生活の幅を広げ、更に生活の質を向上できるよう、支援を行っています。
2Fきいろのフロア 1日のタイムスケジュール
午前のスケジュール
送迎
朝の会
水分補給
排せつ確認
活動
休憩
昼食準備
排せつ確認
昼食
休憩
午後のスケジュール
排せつ確認
活動
リハビリ
水分補給
帰りの準備
排せつ確認
帰りの会
送迎
3F 緑のフロア 知的発達障害フロア
「知的発達障害フロア」は利用者の特性に合わせて二つの部屋に分かれており、余暇活動も取り入れながら日々作業(お仕事)に取組んで頂いています。
毎年新しい利用者を受け入れているため、その都度利用者同士の相性などからレイアウトを検討して変更しています。
【特性を理解し、安心して過ごせる場を提供】
発達障害、強度行動障害、知的障害の仲間と作業や活動を通じ、個々の特性を理解し、ひとりひとりに寄り添い、安心して過ごせる空間づくりを行っています。また、安心から小さな自信につながる支援を大切にしています。
【合理的配慮】
「視覚化(見える化)」し、整理して伝えることで理解できるよう工夫を行っています。例えば、「何を」「どういう順番で」「いつまでやるのか」といったことを直感的に把握することが難しく、先の見通しが立たないため、不安になりやすいことがあります。言葉のみでの説明よりも、見て理解されることが得意な場合が多いため、より視覚化(見える化)し、相手に伝わるよう心掛け支援を行っています。
具体的に
○いつ・・・・・・・・・・・○月△日(□)10:00~
○どこで・・・・・・・・・・ルームで
○何を・・・・・・・・・・・作業を
○どのようなやり方で・・・・手順書など
○どうなったら終りか・・・・目の前の作業がなくなったら
○終ったら次は何をするのか・次のスケジュールなどを伝えています。
視覚化(見える化)は私たちの生活の中にもたくさんあります。ゴミ箱の分別や、交通表示など、その視覚的な情報によって、安心して生活を送ることができます。
【活動】
それぞれ目的を持ち、役割を担いながら経験を積み自信へと繋がっています。
運動
集団活動を取り入れ、PTによるストレッチなど導入しています。好きな曲をかけながら楽しく体を動かしています。
音楽
一人ひとりにリクエストを聞きながら、リラックスした時間共有しています。
ソーシャルスキルトレーニング
毎回テーマを決め、生活のスキルを習得しています。
買い物
ソーシャルスキルトレーニングで学んだことを生かし、買い物体験を通じ、地域と繋がりを広めています。
仲間のもつ可能性をともに探し、笑顔をたいせつにしていきます。
3Fみどりのフロア 1日のタイムスケジュール
午前のスケジュール
送迎
朝の会
休憩
作業
昼食
休憩
午後のスケジュール
作業
活動
休憩
作業
活動
掃除
帰りの会
送迎
施設概要
施設種別 | 生活介護事業所 |
住所 | 〒732-0068 広島市東区牛田新町4丁目12番 |
TEL/FAX | TEL:082-847-6160 FAX:082-847-6165 |
作業時間 | 10:00~16:00 |
定員 | 生活介護25名 |
職員数 | 8名 |
支援内容 | 知的障害の方の支援・強度行動障害の方の支援・医療的ケアが必要な方の支援 |
開所 | 2021年 4月 |